個人的には、ビジネスファッションとしてジャケットの袖丈を選ぶなら、手くるぶしが隠れるくらいの長さが適当かと考えています。清潔感や誠実さが強調された雰囲気となり、少し離れて全身を見たときにスタイル良く見えるためです。
このジャケットの袖丈を基準にすると、ジャケットの袖口から1~1.5cm下にシングルカフスのカフスリンクス or ボタンを留めた状態のワイシャツの袖口がきていると、ジャケットとワイシャツのバランスが最も「相性がいい」ように感じられます。
「ジャケットは体型補正をしてタフさを演出するための鎧」と考えると手首は隠してしまった方がより効果的にタフな姿を狙えます。そのためジャケットよりもワイシャツの袖を長くすることで清潔感とタフさを両立するというわけです。
逆に繊細さを演出するなら手首を出した方が効果的なので、女性のジャケットの着こなしではワイシャツの袖はジャケットの袖口から見せないという考え方も根深くありますが、女性もタフさを演出したいときには、あえてワイシャツの袖をジャケットの袖口から見せるという着こなしも「あり」だと個人的には思います。
#2 裄丈の試行錯誤 丈感にこだわりを反映させることができるか
#3 袖丈調整の要 カフス回りの調整
#4 お直しトラブル ある意味での朗報
#5 自分でする裄丈(袖丈)直し
このジャケットの袖丈を基準にすると、ジャケットの袖口から1~1.5cm下にシングルカフスのカフスリンクス or ボタンを留めた状態のワイシャツの袖口がきていると、ジャケットとワイシャツのバランスが最も「相性がいい」ように感じられます。
「ジャケットは体型補正をしてタフさを演出するための鎧」と考えると手首は隠してしまった方がより効果的にタフな姿を狙えます。そのためジャケットよりもワイシャツの袖を長くすることで清潔感とタフさを両立するというわけです。
逆に繊細さを演出するなら手首を出した方が効果的なので、女性のジャケットの着こなしではワイシャツの袖はジャケットの袖口から見せないという考え方も根深くありますが、女性もタフさを演出したいときには、あえてワイシャツの袖をジャケットの袖口から見せるという着こなしも「あり」だと個人的には思います。
ちなみに、カジュアルな場面では性別に関係なく好きに着るのが楽しくていいと思います。
たかが0.5cmされど0.5cmといった感じでしょうか―こうして並べてみると想像していたよりも印象の差が大きいなと改めて思います。
性別や年齢だけではなく、スーツのタイプともワイシャツの袖口の見える幅の相性はあります。
性別や年齢だけではなく、スーツのタイプともワイシャツの袖口の見える幅の相性はあります。
「ジャケットの袖口から1~1.5cm下」の法則は、コンバーチブルカフスやダブルカフスなどでカフスリンクスをあえて見せて着こなす場合には当てはまりません。
「カフスリンクスを留めた状態」というのがひとつ注意すべき点で、カフスリンクスを外した際には手くるぶし(ジャケットの袖口)よりも数cm下に袖口がくるくらいに長さの余裕がある状態です。
カフスリンクスを留めた際にはクッションやたるみとも表現される「袖の遊び」ができていることがひとつポイントです。
数cmの余裕を袖丈にもたせるのには、4つの目的があります。
まとめると「手くるぶし下までの長さ+機能面の余裕数cm+装飾面の余裕数cm」が着心地よく見た目も美しいワイシャツの裄丈(袖丈)といえるでしょう。
カフスリンクスを留めた際にはクッションやたるみとも表現される「袖の遊び」ができていることがひとつポイントです。
数cmの余裕を袖丈にもたせるのには、4つの目的があります。
- 腕を前方や上方に動かしたときに突っ張らないようにするため。
- 腕を上げた際などに、シャツの袖が引っ張られてジャケットの袖に隠れてしまうのを防ぐため。
- 洗濯縮みや肌着にひっかかる分を前もって取り置いておくため。
- 自分のこだわり(クッションやたるみといった分量感)を反映させるため。
まとめると「手くるぶし下までの長さ+機能面の余裕数cm+装飾面の余裕数cm」が着心地よく見た目も美しいワイシャツの裄丈(袖丈)といえるでしょう。
ちなみに、洗濯による縮み分は洗濯条件により異なってくるかと思います。
個人の経験から判断すると 「綿100%、自宅、中性洗剤、陰干し」これに該当する方は0-0.5cmで特に問題はないかと思います。
ですが、事前に洗剤を使って洗ってから丈を測るのが一番確かです。洗濯済みのワイシャツに関しては洗い縮み分は足しません。
クリーニングに頻繁に出す、あるいは乾燥機にかけるなどの条件に該当する方は2-3cmほど長めにとっておいた方が安心かと思います。
#3 袖丈調整の要 カフス回りの調整
#4 お直しトラブル ある意味での朗報
#5 自分でする裄丈(袖丈)直し
